ワントゥーテン所属クリエーターが注目する国内外のAI/XR関連トピックス。進化するクリエイティブの最前線で知っておきたい技術・表現をお届けします!

AI YouTuber

AIが考えたYouTuberの動画、映像生成も音声もすべてAI。
往年のYouTuber企画に通ずる「琵琶湖の水を飲み干す」などの突拍子もない企画を進めていく中、破綻する不気味さや粗さも面白さに一役買っている気がする。意味不明を楽しむというエンタメとしておもしろい。

下記も「なにしてんねんババア」という決め台詞とともに中毒性が高い

地球レベルのAI対応デジタルツイン「Project Orbion」

複数の防衛テック系グローバル企業が協業して地球レベルのデジタルツインを作ろうとしている動きが加速していることに注目。

名付けて「Project Orbion」はリアルタイム衛星画像、レーダー情報、ビデオ写真測量、AIなどの先端技術を融合させて現在の地球の最も正確な描写を目指している。

主にリアルタイム3D画像生成・シミュレーション技術のAechelon Technology社を筆頭にパートナーには近年ゲーム事業を売却し、本気で大規模地理空間モデルの再構築および視覚化サービスを事業コアに据えたNiantic Spatial社、宇宙ベースの画像レーダーを提供するICEYE社、高解像度で高頻度の地球観測画像を提供するBlackSky社、LightField 3Dディスプレイを提供するDistance Technologies社が含まれているとのこと。

特にNiantic Spatial社の次期バージョンのVPSに関しては新しい空間モデルでの表現に必須の技術で要注目ですが、やはり軍事防衛みたいなクローズドで高単価なところからなんですね。

Snap、14年目の社内メッセージ

https://newsroom.snap.com/14-year-letter

Snap社 CEOエヴァン・シュピーゲルが従業員向けにメッセージを発信。
日本ではあんまりですが、グローバルで見るとストリームど真ん中なSnap。

LensというAIを活用した動画・画像生成・編集サービスは1日80億回以上使われ社内でもリアクティブからプロアクティブなAIエージェントが移り変わり活躍しているとのこと。

大きな組織改革では5~7チーム(10~15人で構成されるスクワッド)がSnap社内のスタートアップのように運営され、毎週のデモデー、90日サイクルのミッションサイクル、そして迅速な「失敗」を重視する文化を作る、とあるのが関心を呼びました。

またARグラス(Spectacles改めSpecs)への投資の継続と重要性を伝えていますが、ここにもまたNiantic Spatial社が大きく関わってきます。
Project Orbionで進化したVPSはSnap社のARグラスを通して我々のもとに届くかもしれません。

Nano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)リリース

Googleから新しい画像生成(編集)モデルが発表されました。https://aistudio.google.com/models/gemini-2-5-flash-image

すでに性能の高さが注目を集めていますが、これまで画像生成AIにとって課題であったキャラクタの一貫性が担保できるという非常に大きな特徴があります。
(すでになされている可能性もありますが、)動画生成AIへの応用も行われると思われ、複数の出演者の写真を設定して、プロンプトにストーリーを書けば、映画ができあがる。そんな未来も近いのかもしれないですね。

AI時代のセキュリティ対策

LLMや生成AIがビジネスの現場にも浸透し始め、社内の機密情報も含めてAIに学習させている企業も増えてきたと思います。
と同時に、AIのセキュリティ対策も重要になってきています。

単純なプロンプトインジェクションや画像スケーリング攻撃などの複雑なものまで多彩な攻撃手法が生み出されており、今後のAIビジネスにおいてはセキュリティ対策が不可欠です。

おそらく脆弱性診断的なサービスもリリースされると思われます。
弊社でも引き続き情報収集を行い、セキュリティ対策をアップデートしていきます。



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