ワントゥーテン所属クリエーターが注目する国内外のAI/XR関連トピックス。進化するクリエイティブの最前線で知っておきたい技術・表現をお届けします!

laser mapping with LED screen

ラスベガスのSphereでの演出表現。
見せ方は至ってシンプルですが、レーザーという光の具象と大きなLEDの映像の連動感が気持ち良い。
レーザーから生まれたパワーが大爆発する演出は、この大型ビジョンだからこその説得力があると感じます。

King Kong Drone Show(注:フェイクビデオ)

キングコングのドローンショーのフェイクビデオ。
(エイプリルフールの投稿らしいです)

初めて見たときは、これはすごいとだまされた映像。
ドローンの技術が発展していく中でただ空中に飛ばして絵を作るところからアニメーションやストーリー性のあるものへと演出がより高度になっています。そんな中、次の表現ステージとしてこれに似たものができるようになるのではと期待しています。
ドローンで描かれたキャラクターがリアルにある建造物に対して登ったり、リアクションを取ったり、今だとAR表現でよく見られる表現ですが、仮想でなく、質量をもったリアルで見れるようになると考えるとワクワクしますね。

Double Vision展

ミラノデザインウィーク2025で企画されたAIを探求する展覧会のビデオインタビュー。
AIの発達によってデザイナーの存在意義が揺らいでいる昨今。
伝統的な工業デザインの手法と人工知能ツールを対比させる実験。
インタビューの中でAIの存在をとてもポジティブに捉えていました。
「AIはあなたの仕事を奪うのではなく、適切なツールを適切な方法で使用する限り、AIはあなたの仕事を強化し、より速く、おそらくより良いデザインを可能にするだろう」ということで、デザインに限らずマインドとして拒否するでもなく、心を売り渡すでもなく、うまく使える人間が次のステージにいけるということなんだろうと思います。だからこそAIのトレンドや進歩にアンテナを張って情報のアドバンテージを無くすのが大切ですね。

Qwen-image/WanなどアリババからOSSの画像/動画生成AIモデルがリリース

一定以上のマシンスペックは当然必要になるものの、ローカルマシンでも動作可能な画像や動画の生成AIモデルがリリースされました。
各種ブログを見る限り十分な性能を有しており、ランニングコストを抑えたコンテンツ開発への利用が考えられそうです。
弊社でも早急に研究開発に取り組む予定です。

2025年のハイプサイクル発表。AIエージェントについてはグローバル、日本ともに「過度な期待」のピーク期に

Gartner Hype Cycle Identifies Top AI Innovations in 2025
Gartner、「日本におけるクラウドとAIのハイプ・サイクル:2025年」を発表

ガートナー及びガートナージャパンからAIのハイプサイクルの発表がありました。
ガートナージャパンの方は正確にはクラウドとAIのハイプサイクルの為、内容には差異があるものの、AIエージェントについては両方「過度な期待」のピーク期に位置づけています。
弊社でも自立型のAIエージェントの試験導入を進めていますが、人のような指示にない意図を汲むという部分が欠けており、あいまいな指示に対してのレスポンスは期待通りにはならない事がほとんどです。この部分が影響して、早々に幻滅期に入りそうな気がしていますが、使い方を知れば非常に強力な戦力となりえると感じていますので、引き続き推進していく予定です。



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