ハードウェアエンジニアの木田<Portfolio>です。
今回はHOKUYO LiDAR(USTシリーズ)の給電方式をPoE化するためのTipsについてまとめました。
1. 概要
1→10でよく使用するHOKUYO LiDAR(USTシリーズ)について、下記経緯がありHOKUYO LiDARの給電方式をPoE化するAdapterを設計・製作しました。
- LiDARの電源コネクタ形状が扱いづらく、コネクタを変換したい
- 電源ケーブルと通信ケーブルの簡略化
Github に制作に必要なデータ類をまとめていますので、ご活用ください。
2. 基板制作
・回路図
・パターン図
・部材リスト
No. | 名称(URL) | 型番 | 必要個数(購入個数) |
---|---|---|---|
1 | 発注基板 | 1 (1) | |
2 | ダイオードブリッジ | B1010S | 2 (1) |
3 | DCDCコンバータ | MYBSP0122BABFT | 1 (1) |
4 | PoE RJ45コネクタ | 0813-1X1T-57-F | 1 (1) |
5 | RJ45コネクタ | 7810-8P8C | 1 (1) |
6 | SHコネクタ | SM06B-SRSS-TB(LF)(SN) | 1 (1) |
・基板
3. ケース制作
DCDCコンバータが発熱するため排熱口のある方にDCDCコンバータが来るようにはめ込む。ケースのカバーはRJコネクタの形状に合わせて被せる。
4. 動作確認
・動作確認用App
測域電源基板の動作確認にURG Benri Liteを使用する。Appの使い方についてはコチラを参考にしてください。
・接続方法
【接続機器の注意点】
- PoE対応のLANハブを使用
- LANケーブルはCAT 5e以上
5. さいごに
北陽電機株式会社さん公式からPoE対応製品(UST-PoE)の発売が予定されていますが、1→10では以前より設営の負担を減らすためにこのような工夫を実施していました。
他にも1→10では各種センサを使った組み込みシステムの開発・照明やアクチュエータの制御・コントローラの機構設計製作など、ハードウェアの中でもメカからソフトウェアまで幅広く活躍できます。
興味ある方は是非、ご応募をお待ちしています!