1. ブログタイトル案の考察
こんにちは。デザイナーの藤平です。
今回1→10 labのロゴデザインを担当いたしました。
ここでロゴの制作過程についてご紹介いたします。
まず、ブログ(ロゴ)タイトルから考えることになりましたので、
今回はこの点を中心にご紹介したいと思います。
このブログは、弊社エンジニア、デザイナーが様々な記事を投稿します。
エンジニアとデザイナーの記事が並んでも違和感のないタイトルは何か?そして弊社サイトがリニューアルされるので、そのイメージに合うものを検討することになりました。
- エンジニアとデザイナーの記事が並んでも違和感のないタイトルは何か。2つの記事が一緒になっても成立するもの。
- 新ウェブサイトのイメージに合うもの。
2.ブログ公開の経緯
ブログ公開の経緯についてに簡単にご紹介します。
実は、企画当初は「テックブログ」という趣旨で計画が進行していました。
- 背景と経緯
会社統合から2年ほど、弊社の技術紹介ができる機会がなかなかありませんでした。その一方で、この2年で弊社では、他社では見かけない技術情報が蓄積されています。新20年ビジョンの流れも含め、改めて1→10の技術ブランディングを行う戦略の一環としてブログを公開予定するとのことでした。 - 3つの目的
技術ブランディング/営業支援/リクルーティング - 問題点
当初は「テックブログ」という名称を検討していたが、エンジニアとデザイナーの記事が並んでも違和感のないタイトルを検討したいというミッションをいただきました。
3. テックブログの分析
そこでまず他社のテックブログの名前を分析しました。
・Developers Blog
・Engineers’ Blog
・Tech Blog
など技術的な名前が目立ちました。
もう少し参考範囲を広げて調査が必要だと判断しました。
企業 | ブログタイトル | URL |
---|---|---|
カヤック | KAYAC engineers’ blog | https://techblog.kayac.com/ |
クックパッド | cookpad developer’s blog | https://techlife.cookpad.com/ |
Gunosy | テックブログ | https://tech.gunosy.io/ |
サイバーエージェント | Developers Blog | https://developers.cyberagent.co.jp/blog/ |
DeNA | Engineers’ Blog | https://engineer.dena.com/ |
はてな | Hatena Developer Blog | https://developer.hatenastaff.com/ |
ZOZO | ZOZO TECH BLOG | https://techblog.zozo.com/ |
Mixi | mixi developer’s | https://medium.com/mixi-developers |
Yahoo | Yahoo! JAPAN Tech Blog | https://techblog.yahoo.co.jp/ |
LINE | LINE Engineering | https://engineering.linecorp.com/ja/blog/ |
4. オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で所有する(Owned)メディアを意味します。
自社で運営・情報発信を行うブログのようなサイトを意味することが多いようです。今回オウンドメディアにも注目してみました。
OnLINE(オンライン) LINEでは、こうしてます。
LINEの中にある数々のチャレンジを伝えるオウンドメディア。
LINEのビジョンやカルチャー、働き方について発信。
↗︎ リンク
THE BAKE MAGAZINE
製菓業界を変えるオウンドメディアへ。THE BAKE MAGAZINEはテーマ新たに生まれ変わる。
↗︎ リンク
サブタイトルが魅力的。
以上のオウンドメディアでは、会社のビジョンやカルチャー、働き方や新しい開発について発信しています。
今回の3つの目的、技術ブランディング/営業支援/リクルーティングを達成するには、オウンドメディアも参考になりそうです。「LINEでは、こうしてます」や「メルカリではこうしてます」などサブタイトルが魅力的でした。
5. 1→10のブランドについて
次に1→10のブランドについてまとめました。
弊社の紹介文で出てくるキーワードがこちらです。
近未来を実現する、クリエイティブ集団。
We are the creative collective to actualize tomorrow.
1→10の社名に含まれている「→」には、「アップデートする」という意味を込めました。私たちは、クリエイティビティとテクノロジーを信じ、あらゆるものをアップデートすることを使命に、皆さまを少し未来の体験へとお連れすることを約束します。
Ignite Everyone,
Update Everything.
ワントゥーテンが考える少し先の未来の姿をプロトタイピングし、ナラティブ(物語)体験という形で実装を進めていく。その活動を通じて、人々とものごとの関係性をアップデートする事こそが私たちのミッションです。
ビジョン(=見ている未来)
影響力の強い日本企業との積極的なコリクエーションによりミッションを達成し、20世紀型の消費社会から決別する。すなわち、「知性あふれる時間」を万人が享受できる社会へとアップデートさせる。
6. 1→10のブランドについて/インタビュー記事
次に代表のインタビュー記事で、1→10ブランドについてお話しされている部分を一部抜粋してご紹介します。
澤邊代表
自分は何がしたいのか。その解像度を上げること。
(一部引用)私は「解像度を上げる」と呼んでいますが、未来像を詳細に描けば描くほど、何をすべきかわかります。実現の可能性も高まります。これからAI時代となり、未来は大きく変わります。当たり前だったことが当たり前じゃなくなる時代だからこそ、違う視点を持つことで新しいアイデアが見えてくるはずです。
https://www.i-u.ac.jp/society/company/entrepreneur/?id=1&fbclid=IwAR0CdviOQ9NYyIC5Z-8ygeVuNYT0WQRnodzms_dYKM_SfQkVi0MSoL2cCkU
取締役副社長/最高技術責任者 長井氏
社会課題としての「退屈」を解決する
(一部引用)これからは、テクノロジーとクリエイティブで社会課題に挑む時代だと考えています。日本では最近になってSDGsの認知度も上がってきましたが、まだまだ世の中には社会課題が多くあります。その中で、我々が特に注目している社会課題は「退屈」。
https://e30.sus-g.co.jp/entry/review/00055
1→10 Executive Creative Director 引地氏
クリエイティブ×テクノロジーで0から1を生みだす場所
「1→10には、現場のメンバーからこれがしたいと自発的に声が上がり、実現していくカルチャーがあります。澤邊は『仕事は究極の公私混同』『最高に利己的なエンジニアリングを最高に利他的なクリエイティブに』と日頃から言っていますが、ラボは、そうしたカルチャーを仕組み化したものと言えます」
https://mag.sendenkaigi.com/brain/201804/Technology-update-ads/012876.php
7. 1→10のブランドについて
1→10の想いを紐解くと、何度も「アップデートする」という言葉が出てきました。そして、少し先の未来を退屈から開放し、近未来を実現するクリエイティブ集団を目指しています。
- アップデート
- 解像度をあげる
- 退屈を解決する
- 0から1を生み出す
- それっておもしろいの?
以上のようなキーワードが浮かび上がってきました。
このキーワードをふまえ、ブログタイトル案を考えました。
8. ブログタイトル案
以上のことをふまえ、タイトル案をご提案させていただきました。
1. 部署の名前をブログタイトルにする
クリエイターの所属する部署の名前「ラボ」をブログタイトルにし、サブタイトルをつける
- 1→10 Lab それっておもしろいの?
- 1→10 Lab「退屈」を解決するマガジン。
- 1→10 Lab 解像度をあげるメディアマガジン
- 1→10 Lab あなたと→(トゥー)する
- 1→10 Lab 世の中を「アップデート」するマガジン
- 1→10 Lab 少し先の未来をプロトタイピングするマガジン
2. アップデートをタイトルに入れる
キャッチコピーをメインタイトルに入れる
- 1→10 UPDATE それっておもしろいの?
- 1→10 UPDATE 「退屈」を解決するマガジン。
- 1→10 UPDATE 解像度をあげるメディアマガジン
- 1→10 UPDATE あなたと→(トゥー)する
- 1→10 UPDATE 世の中を「アップデート」するマガジン
3. 1→10の→をタイトルに入れる
1→10の→をタイトルに使う案。
- → それっておもしろいの?
- → 「退屈」を解決する
- → 解像度をあげる
- → 世の中をアップデート。
4. その他
- 1→10 STORY
- 1→10 IDEA
- 1→10 THINGS
- 1→10 journal
- #1→10 Seed
- 1→10 Sight
9. 最後に
以上の案をご提案して、決まったのが
「1→10lab 少し先の未来をつくる」でした。
今回テックブログやオウンドメディアの調査を元に、1→10ブランドについて深く掘り下げ、決まったブログタイトルでした!
ありがとうございました!
(デザイン部 藤平)