メイキングオブ TOWERS OF TEN ~第4回発展コンポジット編~

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前回までのコンポジットはカットごとのベースになるものです。
最終的には演出に応じてここから要素を加えてやりつつ演出します。

■どういうカットなのか

この顔にカメラが寄ってゆき、目が光るコンポジットを紹介します。
このカットは最後の手前、顔にフォーカスされこのキャラの感情の変化や決意の表れを表現する必要があります。
生き物のキャラならば表情や目つきで表現できる点ですが、表情のないロボットのため、
それを他の部分で補足してやる必要があります。
ここではそれを「目が強く光る」「背景を暗くする」という2点で表しました。

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ではここから新たにコンポジットを行います。
まず目を光らせます。これは目だけの切り抜き連番を用意し、レイヤー効果でへこんでいるように見える
加工によって表現しました。これで目が光りました。

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しかしこれでは弱いです。画面全体が白っぽいので光る目が目立ちません。
なのでこの変化をわかりやすくするため、周りを暗くします。
キャラと背景の間に黒い平面をおきつつ。影パスを強めます。

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そうするとかなり目が目立つようになりました。
ここに最後に流行を取り入れたいです。
今回は映画の予告編トレーラーをモチーフにしています。最近のハリウッド映画などでは
アナモフィック調レンズフレアが流行っています。(最近減りましたが)
なので、それを取り入れようと思います。
今回はプラグイン「OpticaleFlare」を使いました。
こちらを目にあうようあわせつつレンズフレアをつけます。

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すると横に伸びたレンズフレアが追加されました。
これでコンポジット完成です。

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目が光ることで感情を。周りが暗くなることで決意や意思を感じる絵になったのではないでしょうか?
4回に分けてメイキングオブタワーズオブテンメイキングご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?
3DCGは非常に多くのプロセスによって成り立っており、それぞれが専門分野として職業になってしまうほど奥が深いです。
ご覧の方々にも少しでも3DCGがどのようにして作られているのかご興味をもっていただければ幸いでございます。
それでは失礼します。


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