フィジカル・プロトタイピングを快適にする無料アプリ『ZIG SIM』をリリースしました!

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デバイスを作るハッカソンで、苦労して制作したデバイスをお披露目した時、

「これ、スマホのセンサじゃなくて、このセンシングデバイスじゃないと駄目な理由は何?」

と審査員から冷静に突っ込まれた方、多いのではないでしょうか。
え? 僕だけですか。そうですか・・・。

この質問に代表されるとおり、スマートフォンには加速度、ジャイロ、GPS、bluetooth、wifi、タッチパネル、などのあらゆるセンサーと通信モジュールが備わっています。
簡単なウェアラブルデバイスを作ったところで性能やセンサの豊富さでスマートフォンに勝つことは難しいでしょう。
しかし裏を返せば『スマートフォンには大概のウェアラブルデバイスに必要なセンサや通信モジュールが備わっている』とも言えますね!

一般的にはセンサを利用した企画を検証する際、プロトタイピングツールとしてセンサとArduino、通信モジュールを組み合わせてモックを制作しますが、レアなセンサやモジュールでない限り、大概のハードウェアはスマートフォンに実装されています。
なので検証段階のプロトタイピングツールとしてはいちいちArduinoや各通信モジュールを用意しなくても誰でも持っているスマートフォン内蔵の
センサー群を使えば素早く検証ができるんではないでしょうか。

そこで、1-10ではフィジカル・プロトタイピングをプロトタイピングするためのアプリ、『ZIG SIM』を制作、リリースしました!

 

【ZIG SIM】とは?

ZIG SIMとはスマートフォンに搭載されている様々なセンサの値をソケット送信するシンプルな無料アプリです♪
つまり、ZIG SIMをインストールすればアプリのかんたん操作だけでスマートフォンを
『wifiモジュールとbluetoothモジュールとセンサが色々組み込まれたArduino』として利用することが可能になります!
・電子工作が得意なメンバが手一杯で、プロトタイピングができない・・
 
・センサが追加で必要になったが、現在手元にない・・
 
・モックが邪魔になって解体したため、アプリが動かない・・
 
・開発スピードを上げるためエンジニアが増え、開発環境としてデバイスがもう一個必要になったが、デバイスを制作する時間がない・・
などなど・・

ZIG SIMを使う事によって上記の様なフィジカル・プロトタイピング特有の困ったシチュエーションを回避しやすくなります!

ZIG SIMはあくまで送信用のアプリです。
つまりZIG SIMが送信しているセンサの値を受け取る「受信側」は自前で用意しなくてはいけません。

ZIG SIMからのソケット通信を受け取る為に受信用のソケットをたてるだけなので、用意するアプリはどの言語でも
良いのですが、openFrameworksでZIG SIMからの値を受信する用のアドオン「ofxZIGJSON」を用意しました。

 

「ofxZIGJSON」
https://github.com/ToyoshiMorioka/ofxZIGJSON

 

これを使えばopenFrameworksで簡単にZIG SIMのセンシングデータを受信して動作するアプリケーションモックが簡単に制作できます。
注意点としてZIG SIMには送信する際のメッセージ方式として「OSC」と「JSON」が選べます。
ofxZIGJSONはZIG SIMの送信時のメッセージ方式で「JSON」を選択している場合のみ動作します。
OSC方式はopenFrameworkも含め、いろんな開発環境で簡単に利用可能なプロトコルなので、すぐに利用可能かと思います。

 

フィジカルプロトタイピング系エンジニアの仕事やデバイスを扱うハッカソンが捗ること間違いなし!!
そう。ZIG SIMならね

皆さま是非快適なプロトタイピングライフを!
ZIGプロジェクトでは、今後も色々と『捗る』ツールをリリース予定ですのでお楽しみに。


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