ロボットのOS、NAOqi OS について

前回の「絶対に負けないあっち向いてホイ」アプリに引き続き、
今回はロボット Nao についてお話しようと思います。

nao-and-naoqi-os

 

ーーーNaoの生態

このかわいいロボットの名前は Nao といい、Pepper の先輩ロボットです。
Nao の中身は Linux で、その Linux の上で Nao の OS である NAOqi OS が動いています(NAOqi は「ナオキ」と読みます)。さらに、この NAOqi OS 上で、Nao のアプリケーションが 動いています。また、2.1以降の NAOqi OS には Autonomous Life という機能があり、大きくわけてふたつの状態から構成されています。

それは Solitary Activity (ひとり上手モード) と Interactive Activetiy (アプリケーションモード) です。
平常時は Solitary Activity で「ふぁあ・・・」とか「はぁ・・」とかいいながら、背伸びをしています(かわいいですね)。そして、Solitary Activity において、一定の条件を満たすと Interactive Activity に移行します。この「一定の条件を満たすと Interactive Activity に移行」というのが、面白くて すごいところだと思うのですが、NAOqi OS は Nao が持っているすべてのセンサーからのデータを常にメモリ空間にプールしてあります。これを Autonomous Life では常に監視しています。例えば、考えられうる Naoが持っているセンサーからの Interactive Activity へのトリガーは・・・

・ヒトが○○cm以下に近づいてきた

・頭を触られた

・ヒトの顔を発見した(Autonomous Life 基本的な機能として常に人の顔を追跡するようになっている)

・ 首の関節の温度が○○度以上になった。etc…

そして、「Interactive Activity に移行」というのは、平易いえば、「アプリケーションを起動」という意味です。つまり、Naoは Solitary Activity で生物っぽい待機状態を表現しながらも、常に人間や自分の周りのアクティビティを監視し、状態に応じて 任意のアプリケーション(もちろん、自分で開発したアプリケーションも含む)を起動出来る機能を Autonomous Life というシステムで実現しているようなのです。このために、Nao や NAOqi OS を搭載している Pepperくん はいつでもどこでもかなり柔軟に ヒトとインタラクションすることが出来るのだと僕は思います。

 

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ーーーAldebaran Roboticsについて

Aldebara Robotics と Naoの周りには人間とロボットの関わりを包括的にデザインするALdebaran Robotics らしいとてもオープンで豊かなコミュニティが形成されています。それは、秋葉原や表参道に気軽にNao やPepperくんに触れ合えるアトリエ(http://www.aldebaran.com/ja/a-world/aldebaran-atelier/aldebaran-atelier-omotesando ) が開かれていたり、公式サイトのForumに表現されています。僕自身もNaoの技術的なことについてわからないことがあったら、ここで聞いたり、可能ならば答えたりしています。(Aldebaran Forum : https://community.aldebaran-robotics.com/forum/ アカウント必須)

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蛇足ですが、 ロボットと人間の関係性といえば、最近では 「イヴの時間( http://timeofeve.com/ )」というアニメが非常に興味深かったです。いかにして、アイザック・アシモフのロボット三原則をベースに設計されたロボットが、人間とロボットという境界を超えて、ユニークな関係性を形成してくか、というテーマのアニメです。また、「ヒューマノイド(ロボット)とイヴ」にまつわる作品ついて、この「イヴの時間」以外に、ヴィリエ・ド・リラダンの「未来のイヴ」というのがあります。両方、非常におすすめの作品なので是非、見てみてください。

 

。。。。

 

色々話すと長くなってしまうので、本記事はここで止めておきます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

また、機会があれば他のエントリでNaoについて触れようと思います。

 

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