ミライセンシの舞台裏 - 概要・設営編 -

こんにちは、インタラクションディベロップメントグループのtsubokuraです。

今日は弊社で制作を行った、西武園ゆうえんちの参加体験型ロールプレイングアトラクション「ミライセンシ」をご紹介致します。

ミライセンシでは、プレイヤーはセンシの試練・職業の試練・装備の試練など、いくつもの試練をクリアすることで装備カードをゲットし、プレイヤー自身を強化して最終決戦「マインドキラー」に挑みます。

一言で言うと最近人気のリアル宝探し・謎解きイベントの遊園地アトラクションバージョンなのですが、弊社ではその最終決戦となるアクションバトルゲームをKinectを用いて制作致しました。

3mを超えるマインドキラーの映像やプレイヤーの周りに現れる魔法エフェクトの数々…、迫力が伝わりましたでしょうか。
実際には、装備カードの種類や枚数によって自身の強さや攻撃方法が変わったり、職業の組み合わせによって必殺技が様々に変化したりするので、参加人数や職業・装備の組み合わせを変えて何度でも繰り返し遊べるようになっています。

■機器構成

全体の機器構成としてはざっとこんな感じになっています。

  • Kinect for Windows ・・・ 3台
  • Kinect制御用PC ・・・ 3台
  • ゲーム用PC ・・・ 1台
  • カードリーダー制御&床面描画用PC ・・・ 1台
  • カードリーダー筺体 ・・・ 1台
  • ルーター ・・・ 1台
  • アンプ&スピーカー ・・・ 1セット
  • 正面プロジェクター(短焦点) ・・・ 1台
  • 床面プロジェクター(短焦点) ・・・ 1台

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PCだけでも5台使用していて、すべてのPCがルーターを介してローカルのネットワークを構成しています。
正直、機器が多くて配線をどこに繋げばいいか混乱しました(汗)
通信方法等の具体的な話は通信部分の制作を担当したスタッフが別で記事を書いてくれるはず(?)なのでそちらをお楽しみに。

■設営の様子

設営当日は3月末だったのにもかかわらず、なんと大雪…。雪の中の遊園地は見たことが無かったので斬新でしたが、そのおかげでまともに外を歩けず、ミライセンシの建物にたどり着くのに苦労しました…汗
現地に付くと業者さんにもお手伝い頂き、私たちはひたすらにマシンのセットアップを行いました。

スクリーンは業者さんに貼って頂きました。

Kinect制御PC+ゲームPCは裏の方に隠してあります。
何しろPCの台数が多いのでセットアップが大変。

このアトラクションの為に専用のKinectケースも作りました。
こんな形のケースの中にKinectが3つ設置されています。(画像はケースを開けた状態)

正面用スクリーンは体験空間の後方に設置し、床面用プロジェクターをスクリーンの上部へ設置したらPCと接続して電源を入れてみる。

正面スクリーンと床面全体を覆う大きな映像が映し出されました。
プロジェクター設置場所とスクリーンの距離、投影範囲からどれくらいの明るさでどれくらい焦点の短い(映像を大きく移せる)プロジェクターを選ぶべきか、何度も計算してプロジェクターを選定していたのですが、実際に現地に設置してみるまでは本当に上手く投影出来るか不安でした。上手く映しだすことが出来て良かったです。

続いてカードリーダーPCとカードリーダー筺体のセットアップです。
この天空の城に出てきそうな黒い石版の様な筺体がカードリーダーです。

カードを天板に並べると、対応するアイコンがカードの種類に対応する色に光ります。

カードリーダーPC側ではこんなふうに画像処理によってカードの特徴を読み取ってプレイヤーの装備としてゲーム内に反映します。


カードリーダー周りの製作は私が担当したので、技術的な部分はまた別の記事で詳しく紹介したいと思います。

さて、マシンのセットアップも完了したのでミライセンシを起動してみましょう。

正面に大画面のスクリーン映像と床面にはプレイヤーサークルが表示されました。

※写真は開発中のものです。現在の画面とは異なります。

プレイヤーサークルに人が入るとゲームがスタートします。

※写真は開発中のものです。現在の画面とは異なります。

魔法のジェスチャーを行うと自分の正面から魔法が画面に向かって飛んでいきます。
本当に魔法が使えるようになったみたいで楽しいです。

さらに必殺技チャージのジェスチャーをすると自分の周りにエネルギーが集まり始めて・・・

さらに必殺技発動のジェスチャーをすると、自分の周りから正面スクリーンに向けて強力なエフェクトが現れて気分は大魔導師。
テンション上がりますねー!

・・・と、大まかではありますが、こんな感じでミライセンシのバトルスペースは作られています。

「必殺Kinect3台使い」「Kinectジェスチャー認識テクニック」「独自開発カード認識テクニック」「5台PC連携術」などなど…気になる技術はたくさんあるのですが、そこはまた違う回で解説することにして、-概要・設営編-はこの辺にしておきたいと思います。最後までご覧頂きありがとうございました。


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